2018年3月、晴れやかな顔で卒業していきました。
希望進路を叶えるべく、みなさんにも勉強の秘訣や心構えをお伝えするページです。
これから進学や就職のことを考える美作高校の生徒達、
そして、夢を持った中学生のみなさんにもぜひ読んでいただきたいです。





Q.合格おめでとう!
  まず、今の気持ちを教えてください。

黒薮さん 正直、まだ実感がありません。本当に合格したのかな?という気持ちです。
宰務さん 嬉しいことは嬉しいんですが、勉強からの解放感でいっぱいです。
       ああ、もう受験勉強しなくていいんだ、って感じです。
       肩の荷が下りたというか、負担が無くなった、というか・・・






Q.二人は、なぜエクセル特進コースに入ろうと思ったのです?

黒薮さん 私は、中学校の時から岡山大学に入りたい!と思っていました。
       そこで、エクセル特進コースが岡山大学合格を目指すコースと知り、このコースを
       選びました。

宰務さん 私は、少人数指導、というところに魅力を感じました。丁寧に教えてくれそうですし、
      
授業中に様子を見てくれそうな感じがしました。


Q.入学して、最初の頃はどう思いましたか?

黒薮さん
 クラス全体が真面目な印象でした。仲良く出来そうだな、と思いました。
宰務さん 周りの人がとても頭がよく見えました(笑)だから、授業を受けている時やテストの
       時には「できないといけない」と緊張しました。



Q.エクセル特進コースに入学して良かったことや面白かったことは何ですか?

黒薮さん みんなで八稜祭やハロウィンなどの行事を楽しんだり、誕生日をお祝いしたりしたこと
       が楽しかったですね。また、授業中に分からない点を教えてもらえるのも助かりました。

宰務さん 同級生一人ひとりのことを、良く知ることができて、楽しく学校生活を送ることができた
ことが楽しかったです。たくさん色んなことを話しました。授業の面では、先生が一人
ひとりの様子をしっかり見てくれていたことが嬉しかったです。



Q.志望校を決めた時期はいつ頃でしたか?また、その理由も教えてください。

黒薮さん 私は、中学校3年生の時に岡山大学に入りたい、と思いました。中学校の社会の授業が
       楽しくて、私も学校の先生になりたいと感じたことがきっかけでした。

宰務さん 高校3年生の時、行きたい大学がなかなか決められなくて悩んでいましたが、住宅や
       建築に興味があって、文系でも学べる大学を探しているうちに、兵庫県立大学で学べる
       ことが分かり、志望校に決めました。



Q.1日、どれくらい勉強しましたか?

黒薮さん 高校3年生になってからは、最低でも自習室で16時30分から18時まで、帰宅してからは
21時から24時までは勉強していました。

宰務さん 授業を除いて、1日7時間くらい勉強していました。3年生の時には、朝も7時15分くらいに
       登校して、自習室で勉強しました。学校の方が集中できるので、来られる時には学校で勉強
       していました。


Q.勉強が大変な時もあったと思いますが、どうやって乗り越えられましたか?
黒薮さん 音楽聞いて、ライブに行ったり…カラオケで歌ったりして発散してました。
宰務さん マンガを読んだり、ショッピングに行ったり、ですね。黒薮さんと大阪まで
       遊びに行ったことも楽しかったです。



Q.おすすめの勉強法はありますか?

黒薮さん 問題集やプリントを解く時に、残りのページを見てしまうと「まだこれだけ解かないといけ
       ない」と思いイヤになるので、ランダムに解くようにしていました。3章を解いて、5章を
       解いて、2章を解く、みたいに。自分でもどこまで終わらせたのか分からない状態にして、
       気づけば終わっている、というスタイルが私にはハマりました。

宰務さん 英単語や古文単語など、暗記するものは、通学する途中とか、隙間の時間を利用すれば効率が
       いいと思います。特に、英単語は早いうちにマスターすることをおすすめします。
       高校1年・2年のうちに一通り覚えてしまって、高校3年で完璧に仕上げることが理想でした。



Q.成績を上げることができた秘訣はありますか?

黒薮さん 先生に出された課題やプリントは、「なんでこれをやらなければならないんだろう」と思わず、
     とにかく取り組むことを心がけていました。過去問でも予想問題でも、全てやりました。
     それが良かったと思います。

宰務さん テストでも模試でも同じですが、失敗した時がチャンス、と思っていました。失敗しても
     落ち込まず、次に弱点を無くしてやろう!と思って、苦手な単元や分野の勉強に打ち込みました。
     追い込まれると気持ちが変わるので、失敗してもくじけなかったことが大きかったです。



Q.「受験生」であることを実感したタイミングは?

黒薮さん 高校2年生の2月の模試で成績が下がってしまった時、です。自分の中の受験スイッチが入る音が
       聞こえた気がしました。

宰務さん 私はかなり遅くて、3年の10月の模試でした。本当に厳しい成績で、この模試が起爆剤になったと
       思います。間に合ってよかったです。



Q.そうして迎えたセンター試験当日!当日はどのような気持ちでしたか?

黒薮さん 実は、それほど緊張していませんでした。美作大学が会場だったので、周りも知った人ばかりで、
       会場の雰囲気もいつも通りでした。美作高校の同級生も同じ教室にたくさんいたので、特に緊張
       しませんでした。

宰務さん 特に不安などはなかったですが、席が一番前で周りの様子が分からないことが怖かったです。
       でも、双子の弟が後ろの席にて、黒薮さんも近くにいて、別の高校に通っている中学校の時の
       同級生が隣にいて、すごく安心感がありました。



Q.センター試験後、二次試験に向けてどのように勉強していましたか?

黒薮さん 必要な教科が少なくなったので、かなり気持ちは楽になりました。午前中から夕方まで、学校で
       自習し、添削してもらっていました。毎日先生方が来て声をかけたり教えてもらえたりするのが、
       とても良かったです。

宰務さん 私も、ずっと学校にいて自習や質問をしていました。私は、今まで先生にあまり質問して
       こなかったのですが、二次試験の添削をしてもらって、1年生や2年生の頃からどんどん質問に
       行けばよかった、と思いました。そうすれば、もっと成績も早く上がっていたかも、です。


Q.そして、運命の合格発表!合格が分かった時の気持ちは?

黒薮さん ただただ嬉しかったです。すぐにピンとは来なかったのですが、普段は淡々としている感じの
     母が、私の横で泣いているのを見て、本当に良かった、合格したんだ、と思いました。

宰務さん 良かった、という安心感がこみあげてきました。大学生になれるんだなあ、と思いました。


Q.大学に入ってやりたいこと、挑戦したいことはありますか?

黒薮さん 勉強はもちろんですが、色々なアルバイトをして社会経験を積みたいです。
       部活動は、少林寺拳法に入ってみたいです。岡山大学の少林寺は強いそうなので、楽しみです。

宰務さん 勉強も頑張りますが、サークル活動が楽しみです。テニスやハンドボール、フットサルや山岳部。
      色々考えていますが、とにかく運動したいです。


Q.将来の夢を教えてください。

黒薮さん 中学校の社会の先生になって、県北に帰ってきて中学生に社会を教えたいです。社会の教科だけ
      でなく、自分が失敗した経験を伝えて、生徒たちの将来に役立ててほしいと思います。

宰務さん 建築系の職業に就きたいです。女性建築士となって、住宅や高層ビル、保育園などの設計に
      携わりたいです。



Q.最後に、後輩へのメッセージをお願いします。

黒薮さん 私は、目の前にあるものを着実にこなしていくことをおすすめします。1年後、2年後を見る
      ことも大切ですが、先を見すぎると不安になることがあります。まず目の前にあるものを、
      一つ一つクリアしていくことが、大学に合格する一番の近道だと思います。皆さんもあせらず、
      頑張ってください。

宰務さん 私は、なるべく早く行きたい大学を決めて、モチベーションを高めることが大切だと思います。
      受験勉強のモチベーションを作ること、勉強へのやる気を出すことがとても重要でした。
      やりたいことが見つかると、苦しい勉強もやる気になりますよ。皆さんも、頑張ってくださいね。





黒薮さん、宰務さん、本当におめでとうございました!!